いよいよ今年も棚田作業が始まりました。
田植え本番の前に欠かせないのが、棚田を囲っている鉄柵の外側の除草作業。
今日はお師匠さんとともに、その準備工程に取り組みました。
棚田は山あいの自然豊かな場所にあります。
それは魅力でもありますが、同時に“手をかけ続けなければ飲み込まれる環境”でもあります。
蔦と竹との戦い|棚田を守る草刈り作業
棚田周辺は木々に囲まれ、放っておけば鉄柵には蔦が絡みつき、
竹は勢いよく伸びて日差しを遮ってしまいます。
特に竹の成長スピードは想像以上。
夏前に刈払いをしておかなければ、あっという間に棚田が覆われてしまいます。
だからこそ、この時期の草刈りは重要な基礎作業。
地味ですが、米づくりの土台を支える大切な工程です。
急斜面での刈払機作業|一歩間違えば大怪我
作業現場は急傾斜。
足場は決して良いとは言えず、刈払機を扱うには常に緊張感が伴います。
傾斜に足を取られれば、そのまま転落しかねない環境。
実際、棚田学校の校長先生が過去に足を踏み外し、顔に大怪我をされたこともあると聞きました。
自然の中での作業は、常にリスクと隣り合わせ。
だからこそ、焦らず、一歩一歩確実に進めることが何より重要です。
2時間の汗と達成感
お師匠さんと2時間、互いの棚田周辺を丁寧に刈り進めました。
エンジン音と草の匂い。
額から流れる汗。
整っていく景色。
デスクワークとは全く異なる、身体を使う充実感があります。
土に触れ、自然と向き合う時間は、どこか原点に立ち返る感覚を与えてくれます。
山火事、水不足…自然は読めない
今年は各地で山火事が起きるなど、水の状況も気になるところです。
棚田にとって水は命綱。
無事に収穫までたどり着けるのか、不安がゼロと言えば嘘になります。
しかし、こればかりは自然相手の営み。
コントロールできない部分を受け入れながら、
できることを積み重ねるしかありません。
期待半分、不安半分。それでも向き合う
自然農の魅力は、思い通りにならないことも含めて引き受けるところにあります。
期待半分。
不安半分。
それでも今年も、米づくりの一年と向き合っていきます。
土に触れ、汗をかき、自然と対話する。
そんな時間があるからこそ、日常の仕事や生活にも芯が通るのだと感じます。
2026年の棚田シーズン、スタートです。

