40歳を過ぎてからでしょうか。
最近、
「自分の中に一本の芯や軸を持っている人」
に強く惹かれるようになりました。
若い頃は、
仕事ができる人や結果を出す人に憧れていました。
でも年齢を重ねるにつれて、
「自分は何者か」
「どう生きたいのか」
といった、
内面に宿る確かな“輪郭”を持っている人に魅力を感じるようになってきました。
この世に自分という存在は一人しかいない。
そう考えたとき、自分の価値や存在意義は、
“他人と比べてどうか”
ではなく、
“自分の信じるものを貫けているか”
にあるのかもしれません。
とはいえ、信念を貫くことは簡単ではありません。
組織の中では、多数派に流されることもあるし、
追い詰められた状況では、つい損得で判断してしまうのも人間の性。
だからこそ、どんな状況にあっても、
自分の信じることに正直に生きられる人を見ると、
「なんてかっこいいんだろう」
と素直に思います。
人生を生き抜くテクニックや処世術も大切かもしれません。
でも、
それ以上に、
「こうありたい」
と思う自分を持ち続けられる心の在り方。
それが、
これからの人生を豊かにしてくれる気がしています。