12月は、投資をしている人にとって特別な月。
この時期は配当支給の銘柄が多く、
保有銘柄が多い方は、毎日のように配当金計算書が届くと思います。
値上がり益(キャピタルゲイン)が注目されがちな投資の世界ですが、
この“師走”という出費が増える季節にこそ、
インカムゲインとしての配当金のありがたみをひしひしと感じます。
インフレ、光熱費、税金、食料品——
ありとあらゆるものが値上がりし続ける今。
配当金は、
心と実生活のダメージをやわらげる“防波堤”のような存在だと思います。
今の生活を楽しみながら、未来の原資も育てていく
私はここ数年、
- 今の生活の充実
- 将来の配当の原資形成
この2つをバランスよく両立することを意識してきました。
倹約だけに振り切るのは、どこか寂しい。
かといって、全て使い切るのも将来が心配になる。
「今を楽しみつつ、未来も守る。」
この中庸こそが、今の自分に合ったお金の向き合い方だと感じています。
ある意味、大谷翔平の二刀流のようなものですね。
「楽しむ」と「守る」を両立する感覚。
資本主義のゲームルールを理解しながら、
最近ようやく自分のスタンスが固まりつつあります。
FIREできるほどではない。でも“お金を使う練習”は始めている
正直、まだ両手を挙げてFIREできるほどの資産には至っていません。
だからこそ、無意識に倹約に寄ってしまうクセもある。
でも、歳を重ねるほど物欲は減り、
本当に欲しいものも少なくなる。
だからこそ、今のうちに「お金を使う練習」も大事。
ただ貯めるだけの人生ではなく、
お金を「幸せに変換する力」も育てていく。
その両方ができて、初めて真の“豊かさ”に近づくのだと思います。
資産とは「我慢の総量」であり、「一時的に預かっているもの」
築いてきた資産を改めて見つめると、
こう感じる瞬間があります。
- これは、これまで我慢してきた総量
- これは、自分が生きている間だけ“一時的に預かっているもの”
そう思うと、お金に対する感情が変わります。
貯めるのも大切、使うのも大切。
どちらも 「自分の人生をどう彩るか」 の手段に過ぎない。
お金について考えると、答えはひとつではなく、
むしろ無限に広がっていく。
妄想しているだけで楽しくなるのも、お金の不思議なところですね。
