今日は、田んぼ作業の前半戦の山場ともいえる
「補植(ほしょく)」
を行いました。
先週は田植えを終え、
いよいよ一安心…と思いきや、
実はこれで終わりではありません。
苗がしっかりと土に根付かなかったり、
苗と苗の間に隙間ができてしまうことがあるんです。
そんな“植え残し”の部分を埋めていく作業が「補植」です。
遠目にはきれいに植わっているように見えても、
近づいてみると意外とスカスカな箇所があったり。
目視で確認しながら、
ひとつずつ手作業で苗を植えていくこの作業は、
とても地道で、効率的とは言えません。
でも、不思議と苦ではありません。
田んぼの状態に意識を集中しながら、
静かに手を動かしていると、
まるで水田と対話しているような感覚になります。
そうしているうちに、
田んぼへの愛着がどんどん深まっていくのを感じました。
今日は午前中、棚田学校での作業に参加し、
午後は自分の田んぼで2時間ほど補植をしました。
前日に、どうやら野生の動物も田んぼの様子を見に来ていたようです。

自然とともにある暮らしを、ふと実感する瞬間でした。
これからは水の管理が大事なフェーズに入っていきます。
秋の収穫を楽しみに、日々田んぼと向き合っていきたいと思います。