【棚田】手で育て、口に運ぶ。半年間の想いが詰まった一膳

生き方

この半年、田んぼと向き合ってきた時間が、
ついに“実り”として形になりました。

籾摺りした玄米を、義実家からお借りした精米器で精米し、
いよいよ──自分の手で育てたお米を食べる瞬間。

炊きあがった白米を前にしたとき、
なんとも言えない感情が込み上げてきました。


🍚 結論:「めちゃくちゃ美味しい」

ひと口食べて、思わず声が出ました。
「うまい…!」

香り、粒の立ち方、甘み──
どれを取っても、これまで食べてきたどのお米よりも美味しい。

きっと“自分で育てた”という事実が、
味覚以上の幸福感を運んでくれたのだと思います。

半年間、泥にまみれ、汗を流し、
季節の変化を肌で感じながら作業してきた日々。
その積み重ねが、この一膳の中に詰まっていました。


🌱「食」を知ることは、「生きる」を知ること

棚田に通い始めたきっかけは、
毎日食べているお米のことを、
自分が“何も知らない”と気づいたことでした。

どうやって植えられ、どうやって育ち、
どうやって収穫されるのか。

知識ではなく、体験として知りたいと思ったのが始まりです。

師匠の手ほどきを受けながら、
ようやくここまで辿り着くことができました。
そして今、食べながら感じるのは──
「食べ物の向こう側には、人の想いがある」ということ。


🙏 農家の方々への感謝

実際に自分でやってみて分かりました。
米づくりは、本当に手間と労力のかかる仕事です。

だからこそ、
日々当たり前のようにお米を届けてくれる農家の方々には
頭が上がりません。

顔の見えない誰かが、
この一粒一粒を大切に育ててくれている。
そう思うと、食卓に向かう姿勢も自然と変わります。


🌾 “食”はAIでは作れない

AIがどれだけ進化しても、
人が「食」からエネルギーを得る構造は変わりません。

たとえ未来にすごいサプリや栄養剤が開発されても、
“育てて食べる”という行為の尊さは失われないはずです。

今こそ、一人ひとりが**「食と向き合う時代」**に
入っているのではないでしょうか。


🍀 私のこれから

稲作を通じて、
「自分が食べるものの一部を、自分で育てる」ことの
尊さを知りました。

これからも少しずつ、
自分の暮らしの中に“生産の循環”を取り入れていきたい。

田んぼから、家庭菜園へ。
農から暮らしへ。

自分の手で命をつなぐ喜びを、
これからも記録していきたいと思います。

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