皆さんは、「縄の縛り方」や「紐の結び方」って、
いくつ知っていますか?
昨日、田んぼの作業を終えて道具を片付けていたときのこと。
ひょんなことから、校長先生が長尺縄の絡まないまとめ方を
実演しながら教えてくださいました。
その場で、なんと3種類。
40年以上生きてきて、
「片結び」と「蝶々結び」くらいしか知らなかった自分にとっては、
目からウロコの時間でした。
側から見れば、ほんの小さなことかもしれません。
でも、自分の中ではすごく大きな発見。
縄ひとつの結び方に、
先生がこれまで積み重ねてきた経験と知恵の深さを感じました。
こういう瞬間に出会うたび、
「人生って、まだまだ学ぶことが尽きないな」と思います。
本や動画から学ぶ知識も大切ですが、
人の“手”と“所作”から伝わる学びは、
どこか温かく、心に残るものがあります。
ご年配の方が教えてくれることは、
決して「古い知識」ではなく、
時代を超えても通用する生きる知恵。
次に会ったときは、またひとつ新しい結び方を
教えてもらえるように──そんな気持ちで、
今日も田んぼに向かいたいと思います。