稲刈り、第二ラウンド
先週に続き、今日も稲刈りです。
今回は明日の「棚田学校」で使う稲刈り機の試運転を兼ねて、
お師匠さんと一緒に作業しました。
先週は倒伏がひどかった奥の棚田を、ひたすら手刈り。
今日は極力、稲刈り機を使って効率的に刈り取りました。
やっぱり機械は楽ですね。人類の叡智、ありがたい!
便利さと同時に見えた課題
<作業前> <作業中>


ただ、実際に使ってみると課題も見えてきました。
列ごとの稲の間隔が短すぎて、刈るたびに次の列の稲を踏んでしまうのです。
結局、一列ごとに稲を立て直してから刈るという、手間のかかる工程に。
「収穫量を増やしたい」と苗をキツキツに植えたことが、
今になってボディーブローのように効いてきました。
来年は稲刈りの作業効率まで想定して、苗の間隔を考え直そうと思います。
はぜ掛けの光景に、達成感
刈った稲はそのままでは終わりません。
束ねて縄で縛り、竹竿にかけて乾燥させる
──いわゆる「はぜ掛け」。
写真の通り、整然と並んだ稲の姿は、まさに努力の証です。
炎天下での作業は体に堪えましたが、
この光景を目にすると、不思議と疲れが吹き飛びます。
稲と一緒に流れる季節

田植えから始まり、
除草や水管理、
台風との格闘、
そして稲刈り。
こうして作業を積み重ねる中で、
稲の成長とともに季節が流れていきました。
この後は一定期間の乾燥を経て、最終工程の脱穀へ。
精米したお米で作るおにぎりや焼きおにぎりを頬張る瞬間を想像すると、
最後まで頑張れる気がします。