80代の資産運用は何が正解?親の定期満期で考えたこと

お金の悩み

今日は親から相談された資産運用の話

今日は、親から資産運用について相談を受けました。

父の定期預金が満期を迎えるらしく、
母が、普段から自宅に来ている銀行員さんから
「円建ての一時払い保険」を勧められているとのこと。

それを受けて、
「どうしたらいいと思う?」と相談された形です。


両親の年齢と金融リテラシーを踏まえて

父は80歳を超えています。

典型的な昭和の価値観で、
男は外で働き、家のことやお金の管理はすべて母任せ。

通帳もキャッシュカードも、
完全に母が管理してきました。

正直、金融商品については
ほとんど理解していないと言っていいレベルです。

一方で母は、
「少しでも金利がつけば…」という気持ちもあり、
だからこそ銀行員さんの提案にも耳を傾けている様子。


一時払い保険が悪いわけではない、でも…

正直に言えば、
銀行員さんが勧めている一時払い保険にも
優位性がまったく無いわけではありません。

たとえば、

  • 相続時の非課税枠が使える
  • 積立利率が比較的高め
  • 為替リスクのない円建て商品

といったメリットは、確かにあります。

ただし問題は、
商品構造がとにかく複雑なこと

そして、保険商品特有の

  • 中途解約時の解約控除
  • 元本割れリスク
  • 途中で資金を使いにくい流動性の低さ

こうしたデメリットが、
高齢者に対してどこまで丁寧に説明されているのかという点に、
正直、強い疑問を感じました。

母の話を聞く限り、
「金利がいいですよ」「安心ですよ」という説明が中心で、
リスク部分はほとんど理解していない様子でした。


そもそも相続メリットも、もう使い切っている

さらに話を聞いて分かったのが、
すでに両親は、別の保険で相続非課税枠をほぼ使い切っているという事実。

つまり今回勧められている保険は、

  • 相続対策としての意味もほぼない
  • 流動性も低く
  • 商品構造も理解しにくい

という状態。

積立利率が多少高かったとしても、
高齢の両親があえて今から入る意味は、
息子の立場から見ればほとんど無いと判断しました。


僕の結論は「個人向け国債」

両親の年齢、
金融リテラシー、
そして今の日本の金利環境。

それらを総合して、
僕は即答でこう伝えました。

「個人向け国債にしておいた方がいいと思うよ」

元本割れリスクが極めて低く、
途中解約も可能で、
仕組みもシンプル。

しかも今は、
金利もそれなりについてくる。

高齢の両親にとっては、
「増やす」よりも「守る」ことの方が大切だと考えています。


息子としての本音

正直なところ、
息子の立場としては、資産を残してほしいなんて全く思っていません。

これまで何不自由なく育ててくれて、
社会人になるまで送り出してくれたことに、
感謝しかありません。

だからこそ、

稼いだお金は、できるだけ自分たちのために使ってほしい

そう思っています。

唯一の願いがあるとすれば、
ただただ、1日でも長く元気でいてほしいということだけ。


高齢者と金融商品の距離感

今回の件で改めて感じたのは、
高齢者と金融商品の距離感の難しさです。

銀行員さんが悪いと言うつもりはありません。
それも仕事ですから。

でも、
商品が理解できていないまま契約するのは、
やっぱりリスクが高すぎる。

「安心」「元本保証っぽい言い回し」に聞こえる商品ほど、
実は中身が複雑だったり、
途中解約で大きな損をするケースもあります。

だからこそ、
高齢の親のお金の話には、
子ども世代が一度は関わる必要があるなと、
今回あらためて感じました。


お金は増やすことだけが正解じゃない

資産運用というと、
どうしても「どれだけ増やすか」に目が行きがちですが、

人生の終盤においては、

  • 大きく増やすことより
  • 安心して使えること
  • 不安なく生活できること

この方が、よほど大切だと思います。

両親には、
お金の心配をせず、穏やかに過ごしてほしい。

今日はそんなことを改めて考えさせられた一日でした。

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