脱穀延期に学ぶ、“自然と呼吸を合わせる”ということ

40歳の趣味

今日は本来、棚田で念願の脱穀作業を行う予定でした。
しかし、前日までの雨の影響で作業は延期に。

少し残念な気持ちもありますが、
こればかりは自然が相手
思い通りにいかないのが、農の現実です。


自然には、自然のタイミングがある

水分量が多いまま脱穀をしてしまうと、
後からカビが発生したり、
籾摺りの際にお米が餅のようにくっついてしまったりします。

ほんの少しのタイミングの違いで、
半年かけて育ててきたお米が台無しになることもある。
だからこそ、「待つ」という選択が大切なんです。


「待つ」もまた、ひとつの仕事

お米の状態を見ながら、
天気の回復を待ち、風を読み、太陽を待つ。

この“待つ時間”も、農の一部。
自然を支配しようとするのではなく、
自然と呼吸を合わせていくことが、農業の本質なのかもしれません。


新米くんに会える日を楽しみに

一刻も早く「新米くん」に会いたい気持ちは山々ですが、
ここはグッと堪えて、
自然のタイミングに身を委ねます。

しっかりと乾いて、
今年も美味しいお米になってくれることを願いながら──。

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