今日は、ついに──
半年間取り組んできた棚田の稲作作業が、ひと区切りを迎えました。
天候にも恵まれ、先週延期となった脱穀と籾摺りを無事に実施。
自分の棚田とお師匠さんの棚田、両方を合わせて
朝10時から夕方16時半まで、ほぼ丸一日の作業でした。
📊 収穫の結果

【籾殻】
奥の棚田:35.5kg + 手前の棚田:31.1kg = 合計66.6kg
【玄米】
奥の棚田:26.9kg + 手前の棚田:23.9kg + 屑米:2.1kg = 合計52.9kg
おかげさまで、玄米ベースで目標としていた50kgを達成。
この数字を見た瞬間、胸に込み上げるものがありました。
🌾「生み出す」という体験
普通に暮らしていると、
自分の手で“何かを生み出す”経験って、
意外と少ないように思います。
毎日食べているお米の作り方すら、
ほんの数年前まで自分は知りませんでした。
「自分の食べるものを、自分の手で作りたい」
──その思いから棚田学校に通い始め、
今年はご縁をいただいて、
学校以外の棚田で作業をさせてもらいました。
半年間、泥にまみれ、太陽に焼かれ、
雨に打たれながらも、
ただただ米と向き合ってきた時間。
ようやく、その努力が形になりました。
🙏 感謝と気づき
脱穀を終えて、改めて思いました。
一粒の米の裏に、
どれだけ多くの手と時間と愛情があるのか。
この経験を通して、
毎日食べさせてもらっているお米、
そして農家の方々の努力に、
心から感謝の気持ちが湧いてきました。
🧠 “知っている”と“できる”の違い
今回の稲作で実感したのは、
「知っている」「やっている」「できる」
──この3つの間には、大きな壁があるということ。
頭で知っているだけでは、本当の理解にはならない。
実際に身体を使って“やってみる”ことで、
初めて世界の見え方が変わる。
自然や作物から教わる学びは、
机上の勉強では得られない“真理”のようなものがあります。
明日は明日で、棚田学校の脱穀作業。
体はクタクタですが、心はどこか澄んでいます。
一粒の米を通して、
自分自身も少しずつ“整えられている”気がします。