情報の飽食時代を生きながら
最近、哲学の本を少しずつ読むようになりました。
きっかけは、「どう生きるか」について、少し立ち止まって考えてみたかったから。
それ以来、スマホでの“ながら見”をやめて、
食事を丁寧に味わったり、所作をゆっくりと行うことを意識するようになりました。
情報もまた、飽食している
「飽食の時代」と言われますが、
それは食べ物だけでなく、情報にも言える気がします。
スマホという便利な道具を手にした私たちは、
一日中、意識せずとも膨大な情報を浴びています。
SNS、ニュース、動画──。
まるで情報を食べ続けているような感覚です。
少し前までの私は、「知ること=成長」と信じていました。
でも最近は、フェイクニュースや偏った意見も多く、
ただ情報を増やすことが、必ずしも豊かさにつながるわけではないと感じています。
情報のダイエットをはじめよう
食べすぎが身体に良くないように、
情報の摂りすぎも、心に負担をかけるものです。
現代人に必要なのは、きっと「情報のダイエット」。
通勤電車の中でも、家でも、
無意識のうちにスマホを開いては、誰かの世界に入り込んでしまう。
でも、本当に向き合うべきは、
“今この瞬間”を生きている自分自身なのかもしれません。
答えは、自分の中にある
以前このブログでも書きましたが、
40代を過ぎて、活動的に動ける時間はせいぜい17年ほど。
だからこそ、限られた時間の中で、
外にある「正解」や「誰かの意見」を追いかけるよりも、
自分の中にある感覚や声に、もっと耳を傾けていきたいと思います。
「答えは、自分の中にある」
最近になってようやく、その言葉の意味が少しだけ分かってきた気がします。