棚田で稲作を始めてから、
土に触れている時間が、妙に心地いいと感じるようになりました。
泥にまみれながらも、季節の変化を肌で感じ、
自然のリズムに合わせて動く──。
そんな時間が、今の自分には何よりの癒しになっています。
🍅 農業への憧れと、現実のはざまで
昨年からは、片手間ながら家庭菜園もスタート。
気づけば、少しずつ農業への関心が高まってきました。
「いっそのこと、思い切って農業に転職してみようか」
そんな考えがふと頭をよぎることもあります。
でも、「生活」という現実を目の前にすると、
そう簡単には踏み出せません。
もしかしたら、
純粋な“農業への憧れ”なのか、
あるいは“サラリーマン生活からの逃避”なのか。
自分でも、その境界線がまだ分かりませんでした。
📘 図書館で出会った一冊が、考えを変えてくれた
そんな時、図書館で手に取った一冊。
『難しいことはわかりませんが、50歳でも農業始められますか?』
読み進めていくうちに、
「農業=仕事」ではなく、
“生き方としての農業” という考え方に強く共感しました。
40代の自分には、
いきなり専業農家になるよりも、
生活の一部として農と関わるスタイルの方がしっくりくる。
本を閉じた時には、そんな気持ちが芽生えていました。
🌱 スモールスタートでいい
いきなり田舎へ移住して農業を始めるよりも、
まずは自分の生活の中で“できる範囲”から。
家庭菜園やベランダ菜園、
市民農園を借りるなど、
小さな一歩からでも始められる。
そんなスモールスタートで十分だと思えた瞬間、
肩の力がふっと抜けました。
本を借りて読んだだけ。
でも、それで自分の中のモヤモヤが少し晴れた。
それだけでも、図書館へ足を運んだ価値がありました。
🌤 今日の気づき
「農業を“職業”としてではなく、“生き方”として捉える」
この視点の変化が、
これからの自分の人生を少し柔らかくしてくれる気がします。
自然と共に生きる。
それは、心を取り戻す生き方でもあるのかもしれません。
 
  
  
  
  