週末、
父と母が守り続けている“もうひとつの実家”に行ってきました。
そこは、
母方の祖父母が生前暮らしていた山の上の家。
祖父母が他界してから何年も経ちますが、
両親はその家を手放すことなく、
掃除や草刈り、修繕、
そして野菜づくりを続けてきました。
いまやそれが、
両親にとってのライフワークになっています。
そんな両親の姿を見て、
「自分も少しでも手伝いたい」
と思うようになりました。
先月から約束していた通り、
この週末は手伝いに行ってきたのです。
今回のミッションは、
大量のジャガイモ掘りと草刈り。
標高があるとはいえ、夏の山の上は容赦なく暑い。
それでも、
土に手を入れると“ポコポコ”と顔を出すジャガイモに、
つい夢中になってしまいます。
「これはまさに“掘る”楽しさだな」
と思いながら、
無心で掘りました。
土に触れる時間って、
田んぼでも畑でも、
なんだか心が整う感じがします。
汗だくになりながらの作業でしたが、
「助かったよ、ありがとう」
と両親からの一言。
その言葉だけで、
十分報われた気がします。
正直、両親も高齢になり、
こうした作業を続けられるのもあと何年か…。
だからこそ、
今のうちに少しでも関わっておきたい。
いずれは自分が引き継いでいくという気持ちを胸に、
また来ようと思いました。