壊しながら、創る。築古リノベの道半ば

40歳の学び

棚田での稲作作業が一区切りついたので、
休日の合間を見つけては、再び築古戸建の修繕作業に取りかかっています。


🏠 まずは「やれるところ」から

1階部分は、まだまだ課題が山積み。
自分の技術レベルや、全体の設計イメージも
まだ頭の中でまとまりきれていません。

そこで今回は、手をつけやすい2階の造作物の解体から着手。


🔨 彫刻家の手跡が残る家

この家の前の所有者は、なんと彫刻家。
日常的にDIYをしていたようで、
テーブル、棚、座椅子、キッチン、壁──
家のあちこちに独創的な造作が施されています。

その分、使用されている木材の量も膨大。
今日も処理場まで、約170kgの木材を搬出しました。
車に積むのも大仕事、処分場で下ろすのも一苦労。

それでも、作業を終えた後の達成感は格別です。


🪛 解体は“壊す”ではなく“読み解く”

空き家に戻ってからは、再び解体作業。
無理に壊すと砂壁や構造体を傷つけてしまうため、
一つひとつの造作の構造を読み解きながら
端から丁寧に取り外していきます。

午前・午後合わせて4時間。
部屋の大部分を占めていた三段テーブルの解体に成功

    <解体前>         <解体中>         <解体後>

解体したら、窓を封鎖していたようで、窓が出てきました。

おかげで日当たりが確保できそうです。

ただ、ご覧の通り解体した木材に残された大量のビスや釘。
来週はこのビス抜き作業からスタートです。


🧩 “創造”は“破壊”から始まる

まだまだ2階にも造作が多く、
完成までは道のりが長そうですが、
それもまた楽しみのひとつ。

壊しながら学び、
形にしながら想像を膨らませていく。

心が折れそうになる瞬間すら、どこか心地いい。

この家を、自分の手で“人に貸せるレベル”まで直す。
デザインもレイアウトも、すべて自分次第。

果たしてどんな空間になるのか──
今から完成が本当に楽しみです。

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