棚田での稲作作業が一区切りついたので、
休日の合間を見つけては、再び築古戸建の修繕作業に取りかかっています。
🏠 まずは「やれるところ」から
1階部分は、まだまだ課題が山積み。
自分の技術レベルや、全体の設計イメージも
まだ頭の中でまとまりきれていません。
そこで今回は、手をつけやすい2階の造作物の解体から着手。
🔨 彫刻家の手跡が残る家
この家の前の所有者は、なんと彫刻家。
日常的にDIYをしていたようで、
テーブル、棚、座椅子、キッチン、壁──
家のあちこちに独創的な造作が施されています。
その分、使用されている木材の量も膨大。
今日も処理場まで、約170kgの木材を搬出しました。
車に積むのも大仕事、処分場で下ろすのも一苦労。
それでも、作業を終えた後の達成感は格別です。
🪛 解体は“壊す”ではなく“読み解く”
空き家に戻ってからは、再び解体作業。
無理に壊すと砂壁や構造体を傷つけてしまうため、
一つひとつの造作の構造を読み解きながら
端から丁寧に取り外していきます。
午前・午後合わせて4時間。
部屋の大部分を占めていた三段テーブルの解体に成功。
<解体前> <解体中> <解体後>



解体したら、窓を封鎖していたようで、窓が出てきました。
おかげで日当たりが確保できそうです。
ただ、ご覧の通り解体した木材に残された大量のビスや釘。
来週はこのビス抜き作業からスタートです。
🧩 “創造”は“破壊”から始まる
まだまだ2階にも造作が多く、
完成までは道のりが長そうですが、
それもまた楽しみのひとつ。
壊しながら学び、
形にしながら想像を膨らませていく。
心が折れそうになる瞬間すら、どこか心地いい。
この家を、自分の手で“人に貸せるレベル”まで直す。
デザインもレイアウトも、すべて自分次第。
果たしてどんな空間になるのか──
今から完成が本当に楽しみです。
