梨の盗難被害を知って、週末農業をする会社員が考えたこと

半農半X生活

梨の盗難被害のニュースを見ました。

被害に遭った農家の方は、以前にも同じような被害を受けていて、

今回が2回目とのこと。

一時は「もう梨の生産をやめる」とおっしゃっていたそうです。

その後、

報道をきっかけに全国から支援や応援が集まり、

芸能人の方も広く支援を呼びかけていたことを、SNSやテレビで知りました。

そんなニュースを見たあと、たまたま近所の梨の産地を通りました。

せっかくなので、梨を買って帰ることにしました。

季節の果物を買った。

ただそれだけのことなのですが、梨を手にしながら、少し考えました。

自分も、少しだけ土に触れている

自分も会社員をしながら、週末に農作業をしています。

もちろん、農家と呼べるようなものではありません。 アマチュアもアマチュアです。

それでも、毎週畑に行って、土に触れて、作物の様子を見ています。

だからなのか。

自分が時間をかけて育てた作物を、いよいよ収穫というところで盗まれる。

それを想像するだけで、胸が締め付けられるような気持ちになります。

農作業を始める前の自分だったら、どうだっただろう。

おそらく梨の盗難被害をニュースで見ても、

「ひどい話だな」と思って、

そのまま次のニュースへ進んでいた気がします。

ニュースのひとつとして流れていき、

自分とは直接関係のない出来事として、いつの間にか忘れていたかもしれません。

畑をやるようになって、その距離が少し変わりました。

スーパーに並んでいる野菜や果物を見ても、その向こうにある畑や、

そこで作業している人のことを以前より考えるようになりました。

効率だけの食に、面白みを感じない

日本には、美味しい果物や野菜、米を育てている農家がたくさんいます。

人間は、食べなければ生きていけません。

当たり前すぎる話です。

これからテクノロジーがもっと発展すれば、

今とはまったく違う方法で必要な栄養を取れる時代が来るのかもしれません。

効率よく、必要な栄養を取る。 それはそれで便利なのだと思います。

でも、

効率だけを追求した食の未来に、あまり面白みを感じないのは私だけでしょうか。

梨をかじって「甘いな」と思ったり、季節が来たから食べたくなったり。

単なる栄養補給ではなく、やっぱり食そのものを楽しみたい。

そんな気持ちがあります。

異常気象や世界人口の増加など、これから先、

人がどうやって食べていくのかという問題も、以前より身近に感じるようになりました。

当たり前だと思わなくなった

とはいえ、自分に何ができるのかと聞かれると、大きなことは何もできません。

農業についても、まだ分からないことばかりです。

ただ、

自分で少し作物を育てるようになって、

食べ物が目の前にあることを「当たり前」と思わなくなってきたのは確かです。

今日買った梨も、誰かが育てたものです。

枝を手入れして、実を育て、天候を気にしながら、収穫までたどり着いた梨。

そう考えると、いつもの梨が少し違って見えました。

美味しい梨を、ありがとうございます。

梨をひとつ買った帰り道、そんなことを考えていました。

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