AIと仕事

4曲目は、**「Blue Hour Drive」**という曲です。

夏はもう過ぎてしまったけれど、作り始めたきっかけはかなり単純でした。

海までドライブに行きたい。

そして、どうせなら綺麗な人を助手席に乗せて走ってみたい。

少なくとも僕にとっては、今でもちょっとした夢です。

さらに理想を言えば、その車の中で自分の曲を何気なく流してみたい。

「この曲いいね。誰の曲?」

なんて聞かれて、

「最近ハマってるRE∞CLAIMっていう歌手なんだ」

と、さりげなく答える。

……自分がRE∞CLAIMなのに

そんな、かなりイキった妄想までしています。笑

でも今回は、そのくらいのところから曲を作ってみてもいいんじゃないかと思いました。

今でもやってみたいことを、曲にする

RE∞CLAIMでは、これまで「人生の途中で置いてきたものを、

もう一度取り戻す」ということをテーマにしてきました。

昔なりたかった自分
置いてきたメロディー
忘れていた気持ち

でも、取り戻したいものは、何も過去に限らないのかもしれません。

今でもやってみたいこと
今でも少し格好つけたい気持ち
今でも、こんな時間があったらいいなと思うこと

そういうものも、作品にしていい。

「Blue Hour Drive」は、そんなところから始まりました。

真昼から、Blue Hourまで

最初に浮かんだのは、真昼の海沿いを走る景色でした。

窓は開けたまま。

助手席には大切な人がいて、サングラスには夏が映っている。

目的地へ急ぐ必要はない。
むしろ、少し渋滞しているくらいでもいい。

交差点。
コーヒー。
昔よく聴いたようなメロディー。
高架を抜けるたびに、少しずつ広くなっていく空。

そんな普通の午後から始まって、少しずつ海へ近づいていく。

そして陽が傾き、最後には「青と夜の間」に入っていく。

曲名は「Blue Hour Drive」ですが、最初からブルーアワーにはしませんでした。

真昼の青空から始まって、午後、夕暮れ、そして最後に本当のBlue Hourへ。

一日の時間が少しずつ進んでいくように作りたかったからです。

ここまで読んで、どんな曲になったのか少し気になったら、先に聴いてもらっても大丈夫です。

▶「Blue Hour Drive」をYouTubeで聴く

4曲目は、映像も少し動かしてみた

今回、映像の作り方もこれまでとは変えてみました。

1〜3曲目までは、曲が流れている間、基本的に静止画1枚でした。

4曲目では、歌詞の場面に合わせて9枚の静止画を使っています。

午後の交差点。
海沿いの道路。
少し混んだ海岸通り。
サングラスに映る夕陽。
冷めかけたコーヒー。
そして最後のブルーアワー。

静止画ではありますが、少しだけカメラが動いたり、景色に奥行きが出たりするようなアニメーションも加えました。

歌詞テロップも一番下に固定するだけではなく、映像に合わせて位置や色を調整しています。

背景の海や空に負けないようにしながら、映像の邪魔もしない。

少し洒落っ気を出して、最後までイキった映像にしたかった。

結果として、これまでの3曲よりかなり手間がかかりました。

でも、「動画を作る」というより、少しずつ「映像作品を作る」という感覚に近づいた気はしています。

頭の中にしかない景色を、AIで作る

映像の中に登場する女性や景色は、AIも使って作っています。

AIを使えば、僕の頭の中にある理想の景色を、かなり素直に形にできます。

今回なんて、現実ではなかなか助手席に乗ってくれそうにないくらい綺麗な人と、海沿いを走っています。

かなり理想化されています。笑

でも、それでいいと思っています。

AIそのものを見せたいわけではありません。

「本当はこういう時間を過ごしてみたい」

という気持ちを形にするために使っているだけです。

曲を作って、そこに頭の中の景色をつける。

今までだったら妄想で終わっていたものを、

作品として見られるところまで持ってこられるのは、やっぱり面白いです。

作品を作るだけじゃなく、届け方も試してみる

今回の4曲目は、作品そのものだけではなく、YouTube上での実験でもあります。

3曲目「サクラハナビラ」は、YouTubeにはある程度表示されたものの、クリック率は約1%。

平均視聴時間も55秒ほどでした。

表示はされている。

でも、なかなかクリックされない。

クリックされても、長くは聴かれていない。

そこが今の課題です。

だから4曲目では、全部を一気に変えるのではなく、主に3つだけ試しました。

タイトルとサムネイル
動画冒頭の15秒
そして、Shortsから本編への導線です。

YouTubeのタイトルも、これまでのように曲名を先頭にするのではなく、

「帰りたくない夕暮れに、もう少しだけ遠回りしたくなる曲|Blue Hour Drive」

という形にしました。

知らない曲名を見せるより先に、

どんな気持ちになれる曲なのか

を置いてみる。

これでクリック率が変わるのか、見てみたいと思っています。

「綺麗な人を助手席に」から始まったけれど

作り始めたときは、

綺麗な人を助手席に乗せて海まで走りたい

という単純な願望でした。

でも、曲を作っていくうちに、少し変わりました。

最後に残ったのは、

目的地に早く着くことより、もう少しだけ一緒にいる時間を長くしたい

という感情でした。

遠回りする理由なんて、特にいらない。

信号が変わっても、急がなくていい。

海に着いたあとも、すぐ帰らなくていい。

この曲がまた流れたら、同じ場所へ戻ってこられる。

そんな曲になったと思っています。

最初の「綺麗な人を助手席に乗せたい」からは、少し違うところへ着きました。

まだ4曲目

100曲プロジェクトは、まだ4曲目です。

完成したものを見れば、もっとこうすればよかったと思うところもあります。

でも今は、完璧な1曲を作るより、

1曲ずつ作りながら、次に持っていける何かを見つける

ことのほうが大事だと思っています。

1曲目より2曲目。
2曲目より3曲目。
3曲目より4曲目。

少しずつでも、何かが変わっていればいい。

今回は音楽だけではなく、

映像、タイトル、サムネイル、テロップ、Shortsまで含めて試してみました。

この4曲目がどれくらい聴かれるのか。
どこまで見てもらえるのか。
Shortsから本編へ来てもらえるのか。

また数字を見ながら、5曲目で考えます。

聴く側から、つくる側へ。

まずは100曲。
100作品、100回の実験。

4曲目、Blue Hour Drive

▶ YouTubeで「Blue Hour Drive」を聴く

少しイキった夏のドライブです。

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