有給休暇と、猟銃用火薬譲受許可申請

人生再構築

また今年もこの季節がきた

「猟銃用火薬類等譲受許可」

この長ったらしい漢字の並びを見るたびに、

ああ、また有給を一日使うのか、と少し肩が重くなる。

猟銃を持っていると、この許可証の更新が毎年ついてまわる。

有効期限は1年。

切れる前に、警察署に行って手続きをしなければならない。

問題は、この手続きが平日しか受け付けてもらえないことだ。

窓口は朝から夕方まで。
土日は閉まっている。
会社員である以上、行くとすれば有給休暇を使うしかない。

平日の窓口で

朝、いつもと違う時間に家を出る。

電車もいつもより空いていて、少し落ち着かない。

警察署の窓口は、独特の静けさがある。

順番を待つ。

壁の掲示物を眺めながら、平日の午前中にここに座っている自分を、

少し不思議な気持ちで眺めている。

書類を出し、いくつか質問に答え、待つ。

ただ、そこに至るまでの「有給を取る」という一手間が、

毎年じわじわとのしかかってくる。

もちろん、決まりだから仕方がない。

それはわかっている。

守る側と、守らされる側

ただ、金融機関で働いている自分自身も、

日々「ルールを守ること」を重んじる側にいる。

本人確認、書類の不備がないか、規定通りの手続きになっているか。

そうした一つひとつの積み重ねが、

社会の安全や公平性を支えているのだと、仕事を通じて実感している。

だからこそ、

今回のように「守らされる側」に回ってみると、少し複雑な気持ちになる。

守る側の論理はわかる。

わかった上で、

それでも「もう少し違うやり方はないのだろうか」と思ってしまう自分もいる。

それでも、少しだけ

受付業務の中には、必ずしも対面でなくてもいいものもあるはずだ。

オンライン化や、休日の窓口対応など、改善できる余地はまだあるように感じる。

行政という性質上、簡単に変えられないことも理解しているつもりだ。

それでも、

「利用する人にとって、もっと良い方法はないか」という視点が、

もう少し伝わってくるといいなと思う。

窓口を出て、許可証を鞄にしまう。

今日一日分の有給と引き換えに手に入れた、小さな紙切れ。

これも、あくまで一市民としての、率直な感想にすぎない。

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