『地平線を追いかけて満員電車を降りてみた』

静かな暮らし

タイトルに惹かれたのと、

以前から何となく存在を知っていた本だったので、

図書館で見つけて借りてきました。

40代に入ると、人生の狭間世代ということもあって、

いろんな意味で心境が揺れ動きます。

会社のこと。

家族のこと。

お金のこと。

これからの人生のこと。

そんな自分に何か道標になるものがあればと思ったのが、

この本を手に取った一番の理由でした。

心に引っかかった一冊

物語は、人生に行き詰まりを感じている主人公たちと、

とある劇場の支配人との対話形式で進んでいきます。

とても読みやすいのですが、書かれている内容は驚くほど本質的です。

私自身、まだ一度読んだだけなので、

正直なところ十分に理解できているとは思っていません。

だからこそ、

もう一度ゆっくり読み返してみようと思っています。

思考も体と同じように凝り固まる

一度読んだだけでも強く感じたことがありました。

それは、

登場人物たちがみんな何かしらの価値観に縛られているということです。

こうあるべき。

こうしなければならない。

失敗してはいけない。

周りからどう見られるだろう。

そんな思考の癖が、自分自身を動けなくしている。

それを見ていて思いました。

体が凝れば整体に行ったり、ストレッチをしたりしてほぐします。

でも、本当に凝り固まっているのは、案外思考の方なのかもしれません。

気づかないうちに、自分で自分を縛っている。

そんなことは誰にでもあるのだと思います。

「信じるもののためだったら、餓え死しなさい」

この本の中で特に印象に残った言葉があります。

「信じるもののためだったら、餓え死しなさい」

もちろん、そのまま受け取る必要はないと思います。

ただ、

この言葉を読んだ時に感じたのは、

人の人生を本当に動かしていくのは合理性だけではないということでした。

情熱。

理屈では説明できない何か。

ダサいかもしれない。

かっこ悪いかもしれない。

周りから白い目で見られるかもしれない。

それでも、

自分の内側から湧いてくるものに向き合う。

それが

人生を充実させるために必要なことなのではないかと思いました。

自分の人生に蓋をしない

私自身もそうです。

会社員を続けながら、

畑をやったり、

棚田に通ったり、

ブログを書いたり、

最近はまた音楽を作り始めたりしています。

合理性だけで考えれば、

もっと効率の良い時間の使い方もあるのかもしれません。

でも、

なぜか気になってしまう。

なぜかやりたくなってしまう。

そんなものがあります。

そして本当に勿体ないのは、

経済的な理由や現実的な理由を並べながら、

自分の内なる声と向き合わないことなのかもしれません。

もちろん、いきなり会社を辞めろとか、

極端なことをしろという話ではありません。

ただ、

自分の人生に蓋をすることを少しずつやめる。

やりたいことのために時間をつくる。

小さくても行動してみる。

情熱があれば、自然と体はそちらへ向かうはずです。

二周目で見えてくるもの

その結果が成功かどうかは分かりません。

そもそも成功の定義なんて人それぞれです。

でも、

自分で選んだ人生を歩いているという納得感は残るのではないか。

そんなことを思いました。

ということで、明日から二周目に入ろうと思います。

今度はまた違う言葉が心に引っかかる気がしています。

40代になった今だからこそ、

この本が自分の中に入ってくるのかもしれません。

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