花金、飲みに行かない自由

静かな暮らし

世の中的には「花金」らしい。

私はというと、いつも通り定時で会社を出た。
特別な予定はなく、いつものルートで、いつもの時間に家に帰る。

帰宅してまず、家庭菜園のミニトマトとナスを収穫する。

今日はどれくらい育っているかを見ながら、かごに入れていく。
この作業をしている間は、平日も休日もあまり関係がない。

愛犬にご飯をあげていると、妻から連絡が来た。

「今日は前の会社の後輩と飲みに行ってくる」

じゃあ今夜は一人か、と思う。
特に何を感じるでもなく、夕食は何を作ろうかと考え始める。

一人分の夕食を作りながら、ふと思う。

花金といっても、パーッと飲みに行くわけではない。
開放感はあるが、それをどこかで発散させたいとは思わない。

いつもの自分のペースで、いつもの一日を終えるだけだ。

飲みニケーションが当たり前ではなくなった今、
こういう金曜日の過ごし方は、
中年会社員にとって案外「今っぽい最適解」なのかもしれない。

夕食を済ませたら、愛犬といつもの散歩に出る。

特に何をするでもなく、ただ歩く。
この時間が、一日の中でいちばん頭が静かになる。

帰宅して熱い湯船に浸かり、少しだけ外気浴をする。

そして今、こうしてブログを書いている。

明日は朝から畑に行く予定だ。
枝豆の収穫が待っている。
だから今日は、早めに寝ようと思う。

会社員だからこそ、週末を主役にする。

平日は週末を迎えるための助走で、
週末は自分の暮らしを取り戻す時間。

そんなリズムが、今の自分にはいちばん心地いい。

花金に飲みに行かないことは、
何かを我慢しているわけではないと思う。

ただ、自分にとっての「開放感」の形が、
少しずつ変わってきただけなのかもしれない。

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