自分がいなくても回る組織をつくる。40代になって変わった仕事観

AIと仕事

40代は、社会人としてのベテラン選手

40歳を超えてくると、社会人としては、

スポーツ選手でいうところのベテラン選手です。

自分の仕事をこなすだけでなく、後進の育成も仕事の一つになってきます。

とはいえ、

別に自分が人に教えるのが得意というわけではありません。

ただ、

最近は自分がこれまで経験してきたことを、

出し惜しみせずにどんどん教えるようになりました。

昔の自分だったら、ちょっと考えられないことかもしれません。

自分の経験は、自分だけの「営業秘密」だった

おそらく、

今でもプレイヤーとして周囲と競い合うことに夢中だったら、

こんな境地には至っていなかったと思います。

もっとギラギラしていたでしょうし、

自分が苦労して得た知識やノウハウは、

自分だけの「営業秘密」として大切に抱え込んでいたと思います。

他人より成果を出したい。

自分にしかできない仕事を増やしたい。

周囲から認められたい。

そんな気持ちが強かった頃は、

自分の経験を誰かに教えることが、

自分の優位性を手放すように感じていたのかもしれません。

でも、

最近はそんな感覚がずいぶん薄れてきました。

自分の経験なんて、特別なものじゃない

別に、

ベテランの余裕が出てきたというわけでもありません。

むしろ、

長く仕事をしてきたからこそ、思うことがあります。

自分が経験してきたことなんて、別にそれほど特別なものでもない。

今ではAIも発展して、知識やノウハウの多くは、

わざわざ自分に聞かなくても、ある程度の答えが得られる時代です。

もちろん、

実際の現場で失敗したり、悩んだり、

試行錯誤したからこそ伝えられることもあります。

でも、

それを自分だけのものとして抱え込んでおく必要もない。

だったら、

必要としている人にどんどん渡していけばいい。

最近は、そんなふうに思うようになりました。

自分がいなくても、組織は回っていく

そして、もう一つ。

20年近く会社員を続けてきて、良くも悪くも気づいたことがあります。

自分がいなくても、組織はちゃんと回っていく。

少し寂しいようにも聞こえますが、これは別に悲観的な話ではありません。

誰か一人がいなくなっただけで機能しなくなる組織なんて、

そもそも健全ではないはずです。

むしろ、

特定の誰かに依存しなくても仕事が回る状態こそ、

組織として望ましい姿なのかもしれません。

そう考えるようになってからは、

自分が持っている知識や経験を、周囲に伝えることへの抵抗もなくなりました。

機会があれば、積極的に後進の指導をする。

自分が経験してきた失敗も、成功も、できるだけ共有する。

自分が苦労して覚えたことを、

次の世代が同じように苦労して覚える必要はないですからね。

「自分が成果を出す」から「組織で成果を出す」へ

振り返ってみると、

仕事に対する自分の関心も、少しずつ変わってきたように思います。

若い頃は、

「どうすれば自分が成果を出せるか」

「どうすれば周囲より評価されるか」

そんなことに意識が向いていました。

でも、最近は少し違います。

自分一人が頑張るより、組織全体がうまく動くにはどうすればいいのか。

誰かの能力や経験に依存せず、継続的に成果が生まれる仕組みをどう設計するのか。

そんなことを考える機会が増えてきました。

個人の頑張りには、どうしても限界があります。

どれだけ優秀な人がいても、

その人がいなくなれば仕事が止まってしまうようでは、

組織としては脆い。

だったら、

個人の経験を組織の知恵に変えていく。

属人的な仕事を減らし、誰もが一定の成果を出せる環境をつくる。

今は、

そんな仕事のほうに面白さを感じるようになってきた気がします。

ギラギラする方向が変わっただけなのかもしれない

とはいえ、

仕事に対する情熱がなくなったわけではありません。

若い頃のように、

「自分が、自分が」

と前に出ようとする気持ちは、確かに薄れてきました。

でも、

仕事がどうでもよくなったわけでもない。

単純に、興味や関心の向く先が変わっただけなのかもしれません。

自分が成果を出すことから、誰かが成果を出せるようにすることへ。

自分だけの経験を積み上げることから、その経験を組織に還元することへ。

自分の存在価値を証明することから、自分がいなくても機能する仕組みを残すことへ。

考えてみれば、これもまた違った形での挑戦なのかもしれません。

40代、仕事の面白さが変わってきた

若い頃は、自分が活躍することに面白さを感じていました。

でも、

今は自分以外の誰かが成長したり、組織全体がうまく機能したりすることにも、

面白さを感じるようになってきました。

これが年齢を重ねたことによる変化なのか、

それとも今の自分の仕事のフェーズが変わったからなのか。

正直、よくわかりません。

ただ、一つ言えるのは、

仕事の主役が、必ずしも自分である必要はなくなってきた。

ということです。

自分が前に出ることだけが、仕事の面白さではない。

誰かが活躍できる環境をつくることも、

組織が継続して成果を出せる仕組みを考えることも、

それはそれで面白い。

40代になって、仕事との向き合い方も少しずつ変わってきたのかもしれません。

そんなことを感じる、今日この頃でした。

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