500円高い茶蕎麦を選んだ日

今日は妻と蕎麦屋へ行った。

メニューを見ると、普通の蕎麦と茶蕎麦があった。

値段を見ると、茶蕎麦の方が500円以上高い。

正直、迷わなかった。

茶蕎麦を注文した。


昔の自分なら、たぶん選ばなかった

昔の自分だったら、たぶん普通の蕎麦を選んでいたと思う。

「味の違いなんて分からないかもしれないし」

「500円あれば他のことに使えるし」

そんなふうに考えていた気がする。

もちろん、それが悪いわけではない。

家計を考えることも大事だし、無駄遣いはしない方がいい。

ただ最近、自分の中で少し変わったことがある。

それは、

変化を自ら選ぶこと

を意識するようになったことだ。


小さな変化を、積極的に選ぶ

新しい店に入る。

食べたことのないメニューを選ぶ。

やったことのないことをやってみる。

会ったことのない人に会ってみる。

そんな小さな変化を、以前よりも積極的に選ぶようになった。

理由は単純で、

変わりたいと思いながら、

いつも同じ選択ばかりしていたことに気づいたからだ。

振り返ってみると、畑を始めたこともそうだった。

棚田に通い始めたこともそう。

AIを使い始めたことも、20年ぶりにギターを弾き始めたこともそうだった。

どれも効率だけを考えたら、やらなくても困らないことばかりだ。

でも、「やってみたい」という気持ちを優先した結果、

今まで見えなかった景色が少しずつ見えるようになった。


「そのうち」は、永遠じゃない

40代になると、人生には限りがあることを少しずつ実感する。

若い頃のように、

「そのうちやろう」

が永遠ではないことも分かってくる。

だから最近は、

値段や効率だけではなく、

後悔しない選択を意識するようになった。

茶蕎麦を選んだこと自体に、大きな意味はない。

蕎麦湯を飲みながら、

「これはこれで、わずかに香りが違うな」

と妻と笑い合っただけだ。

でも、いつもの自分なら選ばなかった方を選んだ。

そのことには、少し意味がある気がしている。


小さな選択の積み重ねが、世界を広げる

人生を変えるのは、大きな決断ばかりではないのかもしれない。

転職や独立のような大きな選択だけではなく、

今日の昼に何を食べるか。

どの道を歩くか。

どこへ行くか。

そんな小さな選択の積み重ねが、

少しずつ自分の世界を広げていく。

最近はそう感じている。

だからこれからも、

少しだけ心が動く方を選んでみたい。

その先に何があるのかは分からないけれど、

少なくとも、

「あの時やっておけばよかった」

という後悔は減らせる気がしている。

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