山に入って、最初に感じたこと
狩猟に向けて山を登ったとき、
ひとつ強く感じたことがありました。
「もう少し、体幹と下半身をつくっておかないといけないな」と。
普通に山を歩くだけでも、
それなりに足にはきます。
ましてや今年は、
狩猟デビューする新人です。
これから実際に猟に参加することを考えると、
今のうちから少しずつ身体をつくっておいたほうがよさそうだ。
そんなことを思いました。
おそらく最初は「勢子」になる
おそらく最初のうちは、
「勢子」と呼ばれる役割で山に入ることが多くなるのだと思います。
勢子は、山の中を歩いたり、
ときには斜面を駆け上がったりしながら、
獲物を待ち手のいる方向へ追い込んでいく役割です。
猟場を覚えるという意味でも、
これから山の中を動き回る機会は増えていきそうです。
平地を歩くのとは、やはり違います。
斜面を登る。
足場の悪いところを歩く。
周囲を確認しながら動く。
そう考えると、
鉄砲や装備の準備だけではなく、
自分の身体も少しずつ「山仕様」にしておく必要がある。
山を歩きながら、そんなことを感じました。
ジムではなく、日常の中で鍛える
とはいえ、僕はジムに通って
本格的に身体を鍛えるタイプでもありません。
できれば、普段の生活の延長線上で鍛えたい。
これは以前から意識していることでもあります。
たとえば今日も、
駅や職場で階段を登るときは、
なるべく一段飛ばしで登るようにしました。
ほんの少しですが、
普通に登るよりも脚に負荷がかかります。
ほかにも、
自重トレーニングをしたり、
なるべく歩いたり、
エレベーターではなく階段を使ったり。
大げさなことではありません。
生活そのものを、少しだけトレーニングにする
「トレーニングの時間」を
特別につくるというより、
生活そのものを、少しだけトレーニングに寄せていく。
僕には、このやり方が合っている気がします。
会社員をしていると、
自由に使える時間はどうしても限られます。
仕事が終わってから、
毎日のようにジムへ行く。
それができれば理想なのかもしれません。
でも、今の自分の生活を考えると、
なかなかそうもいきません。
だから、
階段を使う。
一段飛ばしで登る。
少し多めに歩く。
家で身体を動かす。
そんな小さなことを、
日常の中に混ぜ込んでいく。
無理なく続けるなら、
今のところこのくらいがちょうどいい。
猟の準備は、装備だけではない
猟に出るまでに、
まだまだ準備することはあります。
猟のルールを覚えること。
必要な装備を揃えること。
猟場を知ること。
先輩猟師の動きを見ること。
そして、
山の中を動ける身体をつくること。
いざ山に入ったときに、
体力がなくて周りについていけないのは避けたい。
獲物を追う以前に、
「もう脚が動かない……」
となってしまったら、
それどころではありません。
安全に山へ入るためにも、
身体の準備は大切なのだと思います。
今年は、まだ何もかもが初めて
今年はまだ、
何もかもが初めてです。
どんな山を歩くのか。
どれくらい体力を使うのか。
実際の猟では、
自分がどこまで動けるのか。
正直、まだよくわかりません。
だからこそ今は、
猟をすることそのものだけではなく、
その日に向けて少しずつ準備していく時間も、楽しんでみたい。
そう思っています。
階段を一段飛ばしで登る。
たったそれだけのことです。
でも、
今日のその一段が、
いつか山の斜面を登る一歩につながっているのかもしれません。
そう考えると、
僕の狩猟は、
猟期が始まる前から、
もう少しずつ始まっているような気がしています。
